Windows 10で無線LANが繋がらないときの対処法



その他の対応策

 

 

次は「接続情報を削除し、再接続する」という方法です。無線LANに一度接続すると、暗号化キーなどの情報は保存されるので、次回からは自動的に接続されるのが普通ですが、この接続情報に何らかの問題があって再接続できないのかもしれません。

 

まず、通知領域に表示されている無線LANのアイコンをクリックし、次に「ネットワーク設定」をクリックします。左側ペインで「Wi-Fi」を選択、右側ペインでは「Wi-Fi設定を管理する」を選択します。ペイン (pane)というのは、ウィンドウ内の区分けされた部分(領域)のことです。これで「Wi-Fi設定を管理する」が表示されるので、これを下にスクロールさせ、「既知のネットワークの管理」に表示されているSSIDをクリック、「削除」ボタンを押します。「既知のネットワークの管理」にSSIDが複数表示されている場合もありますが、全部削除してください。

 

それから自分のSSIDに接続します。Windowsに保存されていた接続情報をすべて削除したので、自動的には接続されずに、すべて暗号化キーを入力します。

 

次の対策は「TCP/IP」の確認です。これが有効になっているかを確認します。まず、通知領域に表示された無線LANアイコンをクリックし、更に「ネットワーク設定」をクリック。左側ペインでWi-Fiを選択、右側ペインで「アダプターのオプションを変更する」をクリック。更に、Wi-Fiアイコンを右クリック、「プロパティ」を選択、ここで「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」にチェックが入っているかを確認します。インターネットプロトコルバージョンとは通称「IP」と呼ばれているものです。

 

次に「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」にチェックが入っているかを確認します。それでも接続できないなら、「IPアドレスを自動的に取得する」がonになっているか確認してください。

 

まだ、つながらない場合は、無線LANルータが正常にインターネットに接続しているかも確認します。Windows 10で確認するには、通知領域に表示された無線LANアイコンを右クリック、「ネットワークと共有センターを開く」を選択し、「ネットワークと共有センター」画面で、「アクセスの種類」欄を見て、「インターネット」と表示されているか確認します。表示されていれば接続は問題ありません。表示されていないなら、モデムと無線LANルータの接続の確認をしてください。接続に使っているLANケーブルの交換が必要かもしれません。これらを試して、まだダメならプロバイダと相談しましょう。